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公益財団法人 サントリー生命科学財団



所長挨拶


 公益財団法人サントリー生命科学財団
 生物有機科学研究所 
 所長 中西 重忠


 2015年7月より末松誠前所長の後任として、公益財団法人サントリー生命科学財団生物有機科学研究所の所長に就任致しました中西です。新所長として一言ご挨拶申し上げます。

 2016年、創立70年を迎えるに先だって、当財団には次の時代の新しい研究の発展を予測させる大きな変化がありました。この6月、当財団は、関西文化学術研究都市「けいはんな学研都市」に新しく建設された、瀟洒で機能的なサントリーワールドリサーチセンターに移転しました。「けいはんな学研都市」の「地の利」、「人の輪」を生かし、基礎的な研究から応用に向けた融合的な研究をさらに進展させることによって、「学問や文化を通じて、世界の平和と繁栄に貢献する」という当財団ミッションの遂行にいっそう邁進することが期待されます。

 一方、末松前所長は、「深堀した化学に裏付けされた生物学」を標榜して当研究所を運営され、4年間の在職期間に大きな成果を挙げてこられました。特に大量データ駆動型探索機器と手法の導入、生体物質の時空間的自動解析装置と新技術の導入など、新しい方向性を持った生物化学研究の研究基盤を確立されました。

 現在の生命科学・医学研究においては、情報としての遺伝子の解析が極めて容易になり、遺伝情報によって生み出される生体物質の機能とその作用機序を明らかにするchemical biology研究の重要さが強く認識される時代を迎えております。当財団は、故佐治敬三先生がまさにこの方向性を志向して70年前に設立されました。その設立理念の基に新所長として研究員とともに当研究所の発展のために少しでも貢献できることを強く願っております。

 皆様のこれまでに変わらぬご指導、ご鞭撻を心からお願いする次第です。